そう思って選んだ曲なのに、いざ練習してみると
「この部分、なんか弾きにくいな…」
「ここ、どうしてもうまくいかない…」
と感じること、ありますよね。
私自身、レッスンではずっと「弾けていないところ」や「苦手なところ」をアドバイスすることが、生徒さんの上達のために最も大切なことだと信じてやってきました。
でも、
「弾けていない」のは、単に技術的な問題だけじゃなくて、
心のどこかで「まだここは弾けるようにならなくてもいいや」と思っていることもあるのかもしれない、って最近思っています。
昨日のレッスンで、ある生徒さんの演奏を聴きながら感じました。
それよりも、生徒さん自身が曲の中で「ここ好き!」というポイントを見つけていくことの方が、ずっと大切なんじゃないかなって。
好きなところが少しずつ増えると、不思議と苦手だった部分にも自然と心が向くようになるのではないでしょうか。