カワイの講師になってから、たくさんの生徒と出会い、素晴らしい先生方に囲まれて、本当に多くのことを学んできた。
最初は「ピアノを教えること」だけが仕事だと思っていた。でも実際には、ピアノを教えることはほんの一部で、他にも沢山の業務や勉強することがあり、奥が深い職業であることを入社すぐに思い知らされた。
レッスンの時間は自分にとって大好きな時間で、その中でも生徒たちが自分はどんな講師でありたいのかを教えてくれていることに気づいた。
同じ教え方をしても、響く子もいれば、全くピンとこない子もいる。ひとりひとり個性が違って、必要なアプローチも違う。ある生徒は「先生みたいになりたい」と言ってくれた。またある生徒は「ピアノの時間が一番楽しい!」と目を輝かせてくれた。そんな瞬間が積み重なる中で、私は「ピアノの技術を教える人」ではなく、「音楽の楽しさを伝える人」になりたいのだと気づいた。
カワイには、尊敬できる先生方がたくさんいる。技術はもちろん、生徒との向き合い方や、指導者としての在り方まで、本当に多くのことを教えていただいた。そして、今度は私が新しく入ってくる先生に伝える立場になった。教えていただいたことを、自分の言葉で次の世代に伝える。この流れの中にいれたことが、とても嬉しい。
「先生」と呼ばれる立場だけど、私自身は全く偉くない。むしろ、世間知らずだと思う。だからこそ、これからも「ちょっと音楽に詳しい変な人」くらいのポジションで、驕らずに、謙虚にいたい。
カワイの講師になって、一番実感したこと。それは、大好きなことを仕事にすると、人生ってこんなに楽しいんだ!ということ。この気持ちを、子どもたちにも伝えたい。「好きなことを突き詰めて生きていくって、最高だよ」って、胸を張って言える生き方をしていきたい。